イボ(ゆうぜい)はウィルスの感染によってできる盛り上がりで、病状によって3つに大別することができます。
手足の指やひじ、ひざ、足の裏などに多くできますが、体中どこにでも発生します。大きさは5~8ミリ程度で、半球状に盛り上がり、表面は灰白色をしています。手足の指にできたものでは隣の指に移り広まったり、2つのイボがくっついて大きくなったりさまざまに変形することもあります。
若い女性などにできやすく顔や手の甲に多く見られます。大きさは2~5ミリ程度で、少し盛り上がりのある茶色のイボです。一見、シミと間違いやすく、引っかいたりすると線上に広がってしまいますので要注意です。
大人の陰部周辺に発生するイボで性行為などによっても感染します。このイボの特徴は、はじめは小さいのですが徐々にイボ同士がくっついてカリフラワー状に大きくなっていきます。
イボのある人は、よく自分の手でイボを他の部分に移していることがあります。 寝る前などに手を石けんなどで洗うとともに、いつも爪をきれいに切って、ひっかかないようにすることが大切です。
また、こうしたイボにもレーザー治療が効果的なものがありますので、当院を受診されることをお勧めします。