通常シミの除去などに威力を発揮するレーザー治療。しかしながら、肝斑治療にレーザーを使用することは「刺激による炎症で色素沈着を引き起こす恐れがある」という理由でタブーとされてきました。そこで開発された話題の肝斑治療、レーザートーニング(ルートロトーニング)。
皮膚の表皮層と真皮層にある色素性疾患に対し、精巧かつ選択的にレーザーを照射できる最新の機器「スペクトラVRMⅢ」を使用して行います。
シミの原因であるメラニンを少しずつ破壊しながらも、周囲の正常な皮膚組織を傷つけることなく、安全で確実な治療をしていただけます。
これまでの肝斑治療といえばピーリングやフォトフェイシャル、ビタミンCやトラネキサム酸の内服、超音波・イオン導入などを長期的に使用することで、症状を改善することしか出来ませんでした。レーザートーニング(ルートロトーニング)は、これまで改善が難しかった難治性の肝斑にも効果的で、長期的な内服薬の摂取などに抵抗のある方にも安心して施術を受けていただくことができます。また、回数を重ねるごとに毛穴の開きやくすみも改善されるので、透明感のあるお肌になりたい方にもおすすめです。
アメリカの厚生労働省にあたるFDAが認可した安全な治療機器です。
従来のレーザーはガウシアモード型で照射部位に対し、部位中心部のエネルギーが一番高く、外側になるほど弱く照射されます。よって中心部は炎症を起こし肝斑が悪化し外側は弱すぎて効果が期待できませんでした。
ルートロニック社「スペクトラVRMⅢ」は、トップハットモードで照射径内へ均一に照射されるので、安全で安定したビームを照射するため、肝斑に対して有効な結果が期待できます。
また、他社のQスイッチレーザーに比べると、パルス幅が短く、高いピークパワーなので正常組織のダメージを最小限に抑えることができます。
治療直後は若干の赤みが出ますが2日間前後で治まります。
治療期間は1~2週間に1度 5~10回程度の通院を必要とします。
スペクトラレーザーと超微粒子カーボンを使用したニキビ跡や毛穴の引き締めの治療です。
軽いケミカルピーリングで皮膚を整えたあと、超微粒子カーボンを塗りレーザーを照射します。レーザーにより毛穴の古い角質を飛散させ、熱が加わることによりコラーゲンの産生を促し徐々に毛穴を引き締めていきます。
当院では更にレーザー照射後に毛穴を引き締めるグリシルグリシンなどの有効成分のイオン導入を行います。