Vビームは波長595nmのレーザー光です。この波長のレーザーは、赤い色に吸収される特徴を持ち、血液中のヘモグロビンに反応します。赤アザや赤ら顔の原因は、血液に含まれるヘモグロビンの色素であり、皮膚の浅い層に血管があったり部分的に血管の量が多かったりするとその部位で血流が増加し、皮膚に赤みが生じたような状態になります。
Vビームのレーザー光は、血管中のヘモグロビンに吸収されることで余剰な血管や色素を除去し、赤アザ・赤ら顔・赤く炎症したニキビ・ニキビ跡などの赤みを伴う皮膚の病変に対して、効果が期待できます。
当院のVビームレーザー(VビームⅡ)は可変パルス幅の最新色素レーザーであり、厚生労働省承認機です。
Vビームの適応疾患 | ||
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保険適用 (治療の間隔は3ヶ月以上開ける必要あり) |
単純性血管腫 | 単純性血管腫は、ポートワイン母斑とも言われる「赤アザ」の1つです。肌の表面近くにある毛細血管が拡がる病気です。生まれつきのものが多く、体の中心にあるものは薄くなりますが、変則なものは消えることなく、大人になると、色が濃くなったり、厚ぼったくなったりすることがあります。 |
苺状血管腫 | 苺状血管腫は、いわゆる「赤アザ」の1つです。乳児血管腫とも呼ばれ、血管その他が増えている病気です。生後1ヶ月ぐらいから出てきて、その後盛り上がり、表面が苺の様になります。自然に小さくなることも多いですが、盛り上がりやたるみ、キメの違い、傷あとが残る場合があるので、なるべく早期に治療することをおすすめしています。 | |
毛細血管拡張症 | 毛細血管拡張症は、赤ら顔とも言われます。肌の表面にある血管が拡がっている状態です。年齢や紫外線と様々な原因で、より目立ってくると言われています。 | |
保険適用外 | ニキビ、ニキビ跡の赤み、肌の若返り(リジュビネーション) |
施術時間:15~30分
保険適用時は3カ月に1回/保険適用外の場合、部位・症状により2週間に1回・4~5回を推奨
STEP1 カウンセリング
STEP2 洗顔
STEP3 レーザー照射
STEP4 後処置
STEP5 終了
照射部位の赤み | 個人差はありますが施術直後は肌に赤みが出る場合があります。ほとんどの場合、数時間で赤みは落ち着きます。 |
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腫脹 | 皮膚に腫れが生じることがあります。生じた場合は通常1~数日程度で引いていきます。 |
内出血 | Vビームの照射により毛細血管が破壊され、血管内の赤血球が周囲組織に漏れ出て皮下出血がおこります。この内出血斑は円状に灰紫色となって出現します。通常の内出血と同様に1~2週間程度で自然に吸収されます。赤あざの治療では内出血は必ず出ます。 |
注意事項
以下の場合は施術を受けられませんので、必ず事前にお知らせください
Q1 Vビーム照射は痛みがありますか?
Q2 保険適用の場合、何回まで保険治療ができますか?
保険適用の場合 | 10㎠までの大きさの範囲で約6,500円(3割自己負担の場合)となります。
※180㎠が保険適用で治療が可能な最大の大きさとなり、大きさによって費用が異なります。詳しくはカウンセリングの際にご相談ください。 |
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保険適用外の場合 | 1shot:5,000円 1回フルフェイス:25,000円 5回フルフェイス:100,000円 (すべて税抜) |